安全登山に必須!ベースレイヤーは、速乾かメリノウールどっち?

衣類やウェアは体温を調節する大事な登山用品の1つです。標高、天候、季節によってレイヤー(重ね着)を計算して歩けるようになるのが理想ですが、様々な場面を経験しないと簡単に判断できるものではありません。重ね着はベース・ミドル・アウターレイヤーの3枚が基本となり、最も重要視すべきはベースレイヤーです。
ベースレイヤー(アンダーウェアー)とは、素肌に直接触れるため、汗を吸収して素早く拡散・蒸発させて体をサラサラに保つためのものです。つまり汗冷えによる体温低下を防ぐものなので、しっかりとした良いものを選ぶべきでしょう
ベースレイヤーは、主に自然繊維(メリノウール)と化学繊維の2種類があります。

メリノウールとは

メリノウールは「メリノ」という羊の極細毛から作られたもの。ニュージーランドのイメージが強いですが、フランス、イギリス、オーストラリアなど他国にも存在し、値段の幅もあります。メリノウールには100%や20%の混紡などがあるので、しっかりチェックしてから購入しましょう。

→ ファイントラックから新しいメリノスピンが登場!

わたしは肌が弱いのでウールを買うことに躊躇していましたが、メリノウールを着てチクチクしたり、かゆみを感じたことはありません。洗濯後に縮むこともなく、肌触りは抜群のままです!メリノではなく毛の太いゴワゴワした羊毛セーターとは全く違います。
自分を超汗かきと思い込んで、モンベルのジオライン(薄)をずっと着ていました。たしかに速乾性はあったのかもしれませんが、発熱しないので休憩時や小雨の日に体が冷えるのも早かったのです。

アイスブレーカーM200

初めて買ったメリノウールはアイスブレーカーです。とにかく柔らかい、肌触りがいい!!
1万円以上しますが、買って正解でした。その後にモンベルのメリノウールも試すも、アイスブレーカーの良さには及ばず10年近く必携品となっています。よれたり縮んだりせず、真夏でもアルプスの縦走にはこれを着ています。(1ヶ月縦走も毎日これを着てました!)
少しゆるいシルエットで、登山服っぽくないデザインです。ニュージーランド産なので、普段の日本サイズより1サイズ小さめがおすすめ。

極細繊維のソフトな肌触り、調湿、防臭、多少の水分を含んでも保温性がある。
体の部位に敵した素材と編み方、混紡率を変えて革新的なレイヤーに仕上げている。
厚みは200がスタンダード。150は混紡で速乾性があり、260は冬期向けの厚さがある。

モンベルのメリノウールも購入しました。こちらも柔らかくて快適ですが、アイスブレーカーほどの保温性を感じません。

ワークマンのメリノウール
さらに流行りに乗ってワークマンも発売後すぐに買いましたが論外でした。昔のウールの印象というか、ストレッチ性ゼロです。編み方や混紡率を部位によって調整せずに全面ウール100%なのかもしれません。長期縦走で着る勇気がないので、消臭効果は確認できません。
ユニクロのヒートテックと同じで、普段の生活や職場、旅行中に着るのがいいのではないでしょうか。

速乾する化学繊維とは

大量の汗による不快感をなくして肌をサラサラに保ち、体が冷えるのを抑えるため、高機能の速乾ベースレイヤーを着る人が増えました。

モンベル ジオライン(ポリエステル100%)

モンベル独自の糸を使った速乾性の高い人気商品です。私は薄手と中厚手の2種類を持ってます。薄手は透けるほど薄くて、真夏の里山のみで着用してます。中厚手はアイスブレーカー200と同じくオールシーズンで活躍します。柔らかくてストレッチ性もあります。糸のほつれが多いレビューが多く、わたしのジオライン(薄手)も速攻で伝線しました(T_T)

ただしジオラインは保温効果はあるけど、発熱(吸湿発熱)はありません。あくまで保温なので体が温まらないと意味がないのです。
体が冷え切ってしまえば、ジオラインはただの肌触りのいい長袖Tシャツと変わらない気がします。

汗の吸水性・拡散・蒸発の速さが売りの驚異の速乾性。
素材に含まれるセラミックが遠赤外線を放出して保温効果を高める。

ファイントラック ドライレイヤー

素材にとことんこだわって、全てに「メイドインジャパン」を実現しているファイントラック。モンベルと同じで日本人の体型にフィットして着やすいです。最近は速乾とストレッチのイメージしかありません笑
とくにオススメしたいのはアンダーウェアーです。下着も汗でびっしょりになりますよね~ 撥水技術によって汗冷え・濡れ冷えを防止します。下着がずっと濡れてる不快感が解消されるので、宿泊する登山にはおすすめです。

ミレー ドライナミックメッシュ

発売した頃はざわついた、網網の服です。汗の吸収力が強くてかなり売れているようですが、臭いというレビューが目立ちます。
ドライナミックメッシュは速攻で汗を吸収して、その上に着ている速乾性のレイヤー服に汗を運ぶ役割です。つまり必ず速乾性のあるレイヤーを上に着ていることが前提です。

いまだに比較されるヒートテック
ユニクロのヒートテック(レーヨン)は登山に不向きです。 発熱がウリの商品なので汗をかくほど吸湿してどんどん温まり、速乾性がないので休憩時に一気にその水分が冷えて体が低体温になります。動いてる時に暑くて、止まると寒いということは登山に必要な機能の真逆ですね笑 2021年最新ヒートテックはドライ機能が追加されましたが、体調に大きく関わってくるものなので「山用」の衣類をおすすめします。
同じくコットンも乾きにくいのでオススメしません。


登山の必携品TOP5

1

登山という限られた環境の中では生死を分けるほど必携品となります。重たいですが、どのくらい必要かをしっかり計算して正しいパッキング方法で持ち歩きましょう。

2

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