登山にもっていく最低限のファーストエイド(医療品)キットの中身

何が起こるかわからない登山には応急処置できるファーストエイドも必携となります。気にするとキリがないので、最低限のものに絞って持ち歩きましょう。薬はお守りのようなもの。病気・ケガだけでなく、エネルギー不足やこむら返りの緊急品も携帯するのがおすすめです。

私の縦走時ファーストエイド

日常的な薬

まずは自分が思いつく常備品を少量ずつ持ち歩くことです。バンドエイド、風邪薬、下痢止め、鎮痛剤、かゆみ止めなどでしょうか。
それぞれを新品で箱ごと持っていくのではなく、数回分を小さなジップロックに入れておくのが便利です。登山中に風邪薬や鎮痛剤を何度も飲まなければいけない状況ならすぐに下山すべきです

患部を保護するもの

傷口用消毒剤

マキロンが有名ですが、簡易的なミニ軟膏やスプレーもあります。大きいものは邪魔なので不要。ピアチューレは15mlで小さくて便利です。

ワンダーワークス
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傷口パッド

バンドエイドでは足りない大きさの時に使います。1つずつ包装されてるので、2枚ほどいつも持ち歩いています。

固定するもの

テーピング

テーピングは必ず持ち歩いてほしいアイテムです。ガーゼの固定だけでなく、足がつったり肉離れしたとき、ねんざ、靴擦れ、モノの破損時にも使えるので様々な場面で重宝します。

包帯、三角巾など

小傷ではないときや、骨折などの固定に使います。三角巾は救急使用法を熟知してないとうまく使えません。
私はてぬぐいの予備を持っているのでそれを使います。

消毒用アルコール

これはコロナ対策として持ち歩くようになったのではないでしょうか。小さなスプレーボトルに入れ替えて持ち歩くなどコンパクトになるよう工夫しましょう。

虫除け対策

蚊が多いのは樹林帯ですが、ブヨは稜線にもいます。汗で流れて何度も使うので出来るだけ肌に優しいものやオーガニックがいいです。
その他、アブ、ハチ、メマトイ(刺さない)のストレスもあります。夏山や低山では必携です!
私はハッカ油で自作して持ち歩いています。

刺されてしまったときの毒液や毒針を抽出するアイテムがポインズンリムーバーです。毒じゃなくても、ブヨに噛まれた後に使うと痒みが軽減します。

エナジージェル

非常食としても便利ですが、バテてきたと感じたら手軽に摂れるマグネシウムたっぷりの栄養剤です。熱中症対策としてもおすすめ。
41gの小さいジェルですが即効性がありアスリートに愛用されています。トレランの人は行動食として摂取する人もいますが、登山には物足りないですね。

こむら返り(足がつる)対策

こむら返りといえば漢方 「芍薬甘草湯」 68番です。
予防薬ではなく、足がつった後に飲んで10分ほど休憩します。漢方と聞くと即効性はなく事前に予防するものと思いがちですが、こちらは事後タイプです。事前に飲んでも効かないそうです。

日帰りや小屋1泊の登山に大量のファーストエイドは必要ありません。リスト化すると多く感じますが、それぞれ少量ずつ、コンパクトなものを選べば大きさや重さは削減できます。基本的に使わないものですから、1度揃えればずっと使えますし、いくつかは100均で揃いますね!濡れると使えないものもあるので必ずジップロックなどで濡れない対策をしましょう。

登山の必携品TOP5

1

登山という限られた環境の中では生死を分けるほど必携品となります。重たいですが、どのくらい必要かをしっかり計算して正しいパッキング方法で持ち歩きましょう。

2

高透湿・高防水のレインウェアがあれば、夏の高山や汗かきの人の低体温症も防ぐ万能ウェアとして登山で大活躍します。

3

使わなくても必ずバックパックに入れておきたいのがヘッドライトです。短時間のハイキングだとしても、スマホのライトではなくヘッドライトを携帯してください。

4

登山で携帯する食料には昼食・行動食・非常食の3種類があります。昼食の内容物は人それぞれ楽しみにして持ち歩くので自由ですが、行動食と非常食はエネルギー補給と遭難時に必要不可欠な必携品となります。 栄養不 ...

5

衣類やウェアは体温を調節する大事な登山用品の1つです。標高、天候、季節によってレイヤー(重ね着)を計算して歩けるようになるのが理想ですが、様々な場面を経験しないと簡単に判断できるものではありません。重 ...

-最低限必要な持ち物10